チャクラ

チャクラはサンスクリット語(梵語)で「輪」を意味し、人間のからだの中で、霊的次元と生理的なからだの間において変電所のような役割を果たすものです。つまり、ナディと呼ばれる変電所の変圧器のような経路を通して微妙なプラナ(生命力)エネルギ-を生理的なからだに送り込む働きをするからです。

「チャクラとは何か」

私たちのからだは物質的なものです。そして、それは自分たちの目で直接、見ることができます。しかし、私たちのからだは目で見ることができないエネルギーや働きがある、別の領域を持っています。それは、からだのそれぞれの細胞から発する複雑な型で輝く光のようなものです。流動的で、一定の動きがあり、渦巻きのようなものです。これらのエネルギーの中心となる部位をチャクラと呼んでいます。

このチャクラにヨガが注目するのは、チャクラが私たちの思考や情緒、気分、健康、身体機能に相互に作用し影響を与えることをヨガが知っていたからです。

チャクラは伝統的に、人間に7つあるとされていますが、クンダリーニ・ヨガマスターであるヨギ・バジアン師はオ-ラを8番目のチャクラとして位置づけています。チャクラにはもう少し詳しい説明が必要ですが、ここでは簡単に記載しておきます。

●チャクラの種類●

①ムラダーラチャクラ
1番目のチャクラは肛門の部位に位置しています。
安定性や安全性に関連し、充分に機能すると肉体が心地好い状態を維持できます。
色は赤です。
②スバディスターナチャクラ
2番目のチャクラは生殖器の部位に位置しています。
創造性、性的エネルギ-に関連し、十分に機能すると積極的で忍耐強くなることができます。
色はオレンジです。
③マニュピューラチャクラ
3番目のチャクラはお臍(へそ)のあたりに位置しています。
副腎腺、太陽神経叢に対応し、力強い人格やバイタリティ-を与えてくれます。
色は黄色です。
④アナハタチャクラ
4番目のチャクラは心臓のところに位置しています。
胸腺に対応し、免疫システムを強化する作用があります。十分に機能すると奉仕の気持ちや人を許す心が高まります。
色は緑です。
⑤ビシュダーチャクラ
5番目のチャクラは喉(のど)のところに位置しています。
甲状腺に対応し、毒素を解毒し、呼吸を整える作用があります。
ここが発達することで効果的なコミュニケーション能力が高まります。
⑥アジナーチャクラ
第3の目ともいわれるアジナ-チャクラは眉毛の間に位置しています。脳下垂体に対応し、「真の自己」が宿る家です。十分に機能するとイメージ力、直感力が高まります。
色はあい色です。
⑦サハスララチャクラ
王冠チャクラともいわれ、頭の頂上に位置しています。松果腺(しょうかせん)に対応し、個人の超意識が宇宙意識、無限性、神に連結する働きがあります。
色はすみれ色です。
⑧エレクトロマグネティックフィールド
人間全体を包む霊的なエネルギ-の場です。
これを通じて、他の人の感情を察知したり危険から身を守ったりしています。強いオ-ラを持つことで人間は肉体の健康や成功を得ることができます。白い服を着ることはオ-ラを拡張するとされています。
色は白です。

チャクラ